3LDKリノベ2号㉓~LDKを内断熱する②
さあ、LDKの内断熱をすすめていきますよ。
まずは、木で下地を組みます。
キッチンの南側の壁から。
ここはコンセントがひとつもなくて、照明のスイッチも移設する必要があります。
断熱のためというよりも、配線を隠すのが大きな目的ですね。
出来る限り、使える木部にはネジ止めして、
コンクリボンドと併用して下地を留めていきます。
木の下地を入れる位置は、最後に張るベニヤの寸法を考えて決めていきますよ。
ベニヤの寸法は、910mm×1820mm(3×6、サブロク板と呼ばれます)が一般的な寸法です。
3尺×6尺(1尺は303mm)ということです。
”尺貫法”が生きてるんですね。
ということで、下地を入れるのも303mmピッチということになります。
この作業、基本的には床から天井までの寸法や、柱と柱の間の寸法を測って、
木をカットして、ボンドを点けて、ねじ止めしていく、っていうことの繰り返しです。
ノコギリを使って木を切っていく(これを手ノコと呼びます)と斜めになっちゃう人多いですよね。
上から見るとまっすぐだけど、横から見ると斜めになっちゃったり。
そんな時は、カットする木の二面にけがき線をいれましょう。
上から見た面と、
それに直行する面の二面にけがき線をいれて、
そのけがき線に沿ってノコギリを引いていきます。
すると、あら不思議(でもないんだけど)、ちゃんとまっすぐカットできます。
ひと手間かけてやるだけで上達した気分になれますよ。
キッチンの南側が終わったら、東側も。
ここは一面に、可動棚を設置する予定なので、
胴縁(横にわたっている木材)を一本多めにしてみました。
続いて、キッチン北側の壁。
ここは、窓とガス栓があるので、ちょっと手間ですね。
さらに、キッチンの南側にちょこっとだけ残った部分にも下地組み。
これで、このキッチンは全面覆われます。
すごいですね。
次は南側のリビングの壁下地です。
外壁に面した東側から。
ここはコンクリートに埋め込まれてる木片をきっちり使えたなあと、ひとりで感心。
「相欠きつぎ」という加工もしてみました。
ぴったりはまると、なんかうれしいです。
そして、リビングの南側。
ここは結露しにくい面ということで、もともとスタイロも貼ってなかった面ですが、
せっかくなのでやっちゃいます。
これで、LDKの内断熱をするための壁下地が完成です。
われながら、よくがんばりました。
壁をふかすっていう作業も、今までは出来ると思ってなくてあきらめてましたが、
こうしてやってみると、手間ではあるけど、難しい作業ではないことが判明。
これからは、思う存分内断熱ができます。
内断熱の壁下地づくりは、半日づつだけど、4日間かかりました。
でも、がっちりとついてるので安心です。
あとは、洗面室の壁と個室の壁…。
それが終わったら、間仕切り壁。
来週は6日も作業できます。
がんばろ。
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