まちづくりに欠かせない資質は?
昨日の椿峰ニュータウンでのシンポジウム、参加者なんと300人近く。
会場には立ち見が出るほどの盛況ぶりでした。
初めての試みに対して、これほどの人が集まったのは、驚異的だと思います。
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入口のボードによると、全参加者の7割程は椿峰在住の方。
年齢でいうと、椿峰在住の参加者は65歳以上が大半で、
椿峰以外から来ているのは、40代以下が大半。
まあ、そうなるか。という結果でしたね。
自分が住んでいるまちに高い関心を持っているのは、やはり65歳以上。
今後いかに40~50代の関心を引く取組みができるか、というところに10年後の椿峰の運命がかかっています。
というのは大げさかもしれませんが、そこは重要ですね。
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シンポジウムっていうと、楽しめるのはたいていプログラムの一部分だけなんですが、昨日は違いました。
最初から最後まで、懇親会まで楽しい時間でした。
何が違っていたのか。
藤村先生のほどよいユーモアで会場が温まっていたからか、
登壇されたみなさんのお話が興味深かったからか、
主催者の皆さんの熱意が伝わっていたからなのか、
なにが理由かはわかりませんが、珍しく充実したシンポジウムでした。
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会場から登壇者への質問で、大きな失敗は?という問いがあったとき、登壇者全員が?な感じだったのが印象的でしたね。
まちづくりしている人間にとって、大切な素質ってポジティブなことかもしれません。
上手くいくかわからないけど動き出さなければいけないことだらけだし、
あきらめない限り失敗は成功の糧になる、と思えなければきっとへこむことだらけだし。
昨日の方たちはそんな人たちだからこそ、長く活動を続けることができて成果が出ているんだと思います。
そして、そういう人の話はおもしろい。
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「こんなにバラバラなまちは見たことがない」と、自虐的に表現される椿峰。
そのバラバラ感を、「いろんな個性のあるまち」とポジティブに捉えて、
それをウリにしていくぐらい開き直ったら、おもしろいまちになりそう、そんな気になった一日でした。
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椿峰の皆さんはどう感じたんでしょうね。
なにかが動き出すきっかけになったんじゃないかなと思います。
狭山市も負けてられませんよ。