『里山資本主義』
今日もいいお天気です。
こんな日は、風通しがよくて、日当たりのいい団地の5階が、最高に気持ちいいです。
なんてことはない日常ですが、幸せを感じる時間ってありますね。
こんな朝は、コーヒーを飲みながら、少し優雅に本を読んでみます。
今朝の読書は、こちら。
『里山資本主義』
『デフレの正体』でかなりの衝撃を受けた藻谷さんの著書です。
今年から、新狭山ハイツの団地ブランディングや狭山市のまちづくりを進めていることもあって、「里山」に関する本も読んでいます。
「里山の資源を活かして、お金を稼ごうよ」的な本かと思いきや、全然違いました。
『デフレの正体』と同じく、かなりの考え方のシフトが起きる本です。
「お金を稼ぐ」というところに注目している限り、
「マネー資本主義」の枠からは出ていないんだと気づかされます。
むしろ「お金と関係なく豊かに暮らす」ことが里山の資源を活かしてできるし、
その里山資本とマネー資本の「いいとこどり」をしていくというのが新しい感覚でした。
(気づきを全部書き出すと、ここでは書ききれないのでやめておきます。)
これからの暮らし方は、今までとは本当に変わってくるだろうと思いますし、
すでに変わってきています。
「自分にとって何が本当に豊かな暮らしなのか?」
この問いを自分自身に投げかけた人たちが、これまで最良だと考えられていた生き方、暮らし方を捨てて、
新たな(とはいっても、まったく新しいものではなく、昔と今とを掛け合わせた)暮らし方を選択しはじめています。
もちろん、みんな目を覚ますべきだ!なんてことを言うつもりはなく、
「豊かな暮らしって何だろう?」と、ふと思ったら、この本を読んでもらいたいと思います。
そして、里山の暮らしを体験したり、実際に動き出してみると、答えが見つかるかもしれません。