成功事例なんていらない
地域や団地の活性で、どこかの何かが成功事例として紹介されたりすると、
うちでも取り入れたい!という流れになりがちです。
そしてやってみたけど、あまり効果が出なかったり...
世の中の流れにアンテナを張って、
新しいことに敏感なことはとても良いことですが、
その地域や団地にこれまでなかったことを取り入れることは、
必ずしも必要ではありません。
【団地のブランディング】では、
ひとつのコンセプトに沿って、その団地での暮らしを見ていきます。
すると、次から次へと、
「それいいじゃないですか!」っていうことが出てきます。
そう、すでにいいところ持ってるんです。
でも、それが知る人ぞ知る的なことになっていたりします。
だから必要なことは、そのいいところを見つけ出して、
アレンジしたり、表現したりすること。
そして一番大事なのは、自分たちでそれをもっと楽しむこと。
自分たちで楽しめないことを、ひとにはすすめられないですからね。
暮らしは一年や二年で出来上がるものではなくて、
長い時間かけて育てられていくものです。
そのなかで、そこでの暮らしの魅力が生まれてきます。
よそでやってる”なんかいいこと”を取り入れたところで、
すぐにその地域の暮らしの魅力があがるわけではないのです。
地域活性で集めるべきことは、他の地域の成功事例ではなくて、
自分の地域のちょっとした暮らしの楽しみではないでしょうか。
たとえば、団地横の畑には、毎年ブラックベリーがなるけれど、
ほとんど知られていないから、たくさんの実が落ちてしまっていたり、
たとえば、すぐ近くには、遺跡が3つもあって、土器なんかもごろごろしていたり。
そんなちょっとした楽しみを集めて、お知らせして、
もっと多くの人と楽しむことが団地や地域活性の第一歩になります。
まずは、そこに住んでいる自分たちが、もっと暮らしを愉しむことです。
それがなにより役に立つ事例集になります。
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