団地の高齢化って問題ですか?
「団地住人の高齢化」って聞くと、なんだか、うわ~ってなりますよね。
どうにかしないと、大変だ…って。
本当にそうでしょうか?
住人が歳をとっていくのはごく自然なことですよね。
30,40年前に一斉に入居してきた人たちです。
その当時30歳代だとすれば、今60,70歳代になっていて当然です。
まあ入居した頃は、2000年台の日本が人口減少するなんてことは誰も想像しなかったわけですが。
今さらな話ですが、
この状況を避けるためには、入居募集の年齢条件を付けるべきだったでしょうね。
例えば、500戸のうち、
100戸は20代、200戸は30代、100戸は40代、100戸は50代以上しか入居させないみたいな制限。
もしくは、10年ごとに4回、全戸数の1/4づつ分譲するとかのコントロールが必要であったのではないでしょうか。
まあ、今さらです。
そして、住人の高齢化はごく自然なことなんです。
では、本当に問題になってくるのはなんでしょうか?
私は、団地を住み継いでいく若い世代が少ないことが一番の問題だと思います。
もしくは、いても出てこなかったり、出てきにくかったり。
団地の第一世代の方たちには、これまで団地を運営してきた知識や経験、
そして長年かけて培ったコミュニティがあります。
それらを引き継いでいく若い世代がいないことや、
うまく引き継ぐ術を持っていないことこそが大きな問題でしょう。
私が住んでいる団地でも7割程度が60代以上になっています。
70代の方たちが中心になって、管理組合や自治会の活動に精を出しています。
そう、彼らはすごく元気なのです。
(もう少し弱くてもいいぐらいな人もなかには…)
数字の上では、超高齢化の団地です。
でも、ある意味、(いろいろな理由はあるでしょうが)そんなに高齢になるまで住み続けている、
住み続けたい団地なんだなあと思うことがあります。
それはとても良いことですよね。
そんな団地を住み継いでいくために、
第一世代と新たな世代が交流していくやり方を見つけ、
世代間でうまく継承ができれば、
それまで築き上げてきたその団地の文化が次の世代に引き継がれていきます。
第一世代の中に溶け込んでいくのは、なかなかむずかしいことが多いですが、
それ以上に、彼らから学べることはたくさんあります。
60代、70代というと、会社だとおそらく上司の年代でしょう。
そんな人たちと対等な立場で話をする機会ってそうそうないですよ。
彼らの知識や経験に触れる良い機会です。
それは間違いなく団地に住むことの魅力のひとつだと思いますね。
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