京都へ行ってきました②
年明けの京都2日目は、
京都でいちばん好きな食べものかもしれない『今井食堂のサバ煮』を食べに。
「鴨川」の上流では、「賀茂川」に変わります。どっちもかもがわですが。
御園橋からの賀茂川の眺め。冬っぽい色ですね。
久しぶりに入ったお店は、間口こそ変わらないものの、内装は小ぎれいになってました。
でも、壁に向かって黙々と食べるスタイルは健在。
以前の雑多な感じは無くなって、ちょっと寂しいものの、出てきたサバ煮は相変わらずのうまさ。
骨が美味く食べられるまで煮込んだサバ煮は、ごはん1杯だけで終わらせるのがもったいない。
でも、もうご飯のお替りができる歳ではなくなってしまいました。
お昼前だったので、すんなりと入れましたが、さっと食べて出てみると行列ができてました。
変わらない人気ぶりです。
サバ煮のあとは、となりの上賀茂神社へ。
白い神馬がいましたよ。
屋根を見ると、なんとも特徴的な造り。
ヒノキの皮を重ねてあるこの造りは、檜皮葺(ひわだぶき)という伝統的な手法だそうです。
葺き替えをするようで、檜皮葺の展示テントがありました。
ヒノキに登って皮を剥いでいく職人さんの作業を解説したDVDがなかなか興味深かったですね。
上賀茂神社をあとにして、向かったのは新大宮商店街。
うちの親のメガネがある商店街、私もここで育ちました。
京都で一番長い商店街ではありますが、やっぱりいろんなお店が閉店してます。
でも、新しいお店もチラホラ出てきているそうです。
コーヒー屋さんができてたり、
ゲストハウス?ができてたり。
福祉器具のレンタル事務所や、介護ステーションも。
こちらはカット屋さん。
ひび割れたショーウィンドウの中には、年代物のミシンたちが。
好きな人には堪らないものだったりするのでしょうか。
新しいお店の中でもひときわ異色なのが、
「DARI・K」というチョコレート屋さん。
うちのお店の4,5軒隣り、もともとお魚屋さんがあった場所にできました。
インドネシアのカカオを使ったチョコレートで、最近は社会起業としてよく取材されているようです。
中に入ると、店員さんはやわらかい雰囲気のひとで、いろいろ話をしてくれました。
カカオの選別みたいなこともガラス越しに眺められます。
さすがにちょっと高級チョコですが、京都に来たら一度寄ってみてください。
商店街には、昔っからある八百屋さんがいまだに営業してました。
店先では、ほとんど売れてなさそうなのに、なんでやっていけるのか?
父親いわく、昔から付き合いのある飲食店に卸してるんじゃないかと。
なるほど。
商店街に来る人も減ってるし、待ってるだけじゃダメってことですね。
メガネ屋も待ってるだけじゃなくて、デイサービスとか介護施設に出かけていって、
補聴器とかメガネのサービスを提供することが必要かもしれないです。
3日目は帰るだけ。
買って帰ろう、と思っていた『桂月堂』の昔ながらのロールケーキを買いに寺町三条へ。
素朴な味で美味しいんです。
行ってみたら...閉まってました。
10時から、って書いてあったのになあ。
時間が無かったので、今回は断念。
食べられないと、より一層食べたくなる...。