団地の専用庭がある暮らし
新狭山ハイツの1階のお部屋には、1階の特権「庭の専用使用権」というものがあります。
ベランダから出られる庭を自由に使えるという権利です。
とても魅力的なんですが、忙しかったり、体力が落ちてきたりすると、なかなか大変なことも…。
先日は、1階2DKの入居者さんの庭へ。
(ここのリノベの様子は、こちら『2DK1号』)
住み始めて2ヶ月、夏野菜を植えたりしたいけど、なかなか庭の手入れに手が付けられない様子。
このままだと夏野菜の植え付け時期を逃してしまいそうです。
そんなもったいないことさせられない!ということで、土づくりのお手伝いに行ってきました。
庭はあんまり土が良くないようで、少し掘ってみた入居者さん曰くガチガチの粘土みたいです。
オーナーさんが花を植えたりして、表面だけは土っぽくなっているんですけどね。
この際なので、掘り返して土壌改良剤なるものを蒔いてみることに。
掘ってみるとすごい固さ…。
あたりまえですが、普段のシェア畑とはえらい違いです。
放っておくとこんなにもガチガチになるのか、建物の庭だからそもそもそんなにいい土じゃなかったのか。
どちらにしろ、大変な作業でした。
私がざっくりと掘り返して、入居者さんが細かく砕く、という作業をつづけること2時間。
「昔の人はこういうのを見て土器を作ろうと思ったんだろうなあ」とか、
「なんにも変なものが埋められてなくてよかったね」とか言いながら、
なんとか掘り返し作業完了。
EB-aエコなる土壌改良剤を蒔いて、しばし様子を見ていきます。
あとは、堆肥などを混ぜ込んで耕していけば、なんとかなるのではないかと。
なんとかなるかなあ…ちょっと不安。
この作業、そういえば前にもやったことがありました。
新狭山ハイツの3DKの部屋をリノベした時、同じくすごい庭と格闘した記憶が…
(その時の様子は、こちら『3DKリノベーション~庭のお手入れ』)
すごい庭でした。
最初はこんな感じ。
まるでジャングルだったのを、なんとか庭っぽい雰囲気にまで。
同じアングルですよ、この写真。
よくがんばりましたね。
入居してもらってから8カ月、庭はどうなってるのかなあ、と思っていたら、
お部屋にお邪魔できる機会ができました。
庭を見せてもらうと、すごくすっきり。
入居当時よりも格段に良くなって、手入れし続けてくれてるのが伝わってきます。
もうそれだけで涙ものです。
枝を(適当に)思い切って剪定したツツジも綺麗に花を咲かせています。
冬にはみかんもたくさん採れたそうです。
真ん中には、じゃがいも、トマト、ナス、ピーマン、夏野菜が植わってますね。
いい感じで楽しんでもらってるようでなによりです。
いろいろと話をきいてみると、とってもいい感じで庭ライフを楽しんでる様子です。
毎朝庭に出るのが楽しくて、
お隣のおっちゃんとは野菜の話をしたり。
反対のお隣のおばあちゃんとは花の話をしたり。
上の階の人からは、「じゃがいもの芽かきをそろそろしないとね」みたいなアドバイスをもらったり。
前の記事に、
「1階の人は庭を介して隣近所とのコミュニケーションが取りやすいのかもしれないです。
それも1階に住むメリットですね。」
って書きましたが、今回それが証明されました。
1階で専用庭があるっていうことは、
土に近い暮らしっていう楽しみがあるだけじゃなく、
ご近所さんとも近い暮らしっていう楽しみもあるっていうことです。
団地の1階、いいですね。