団地リノベ3DK4号⑭~建具リメイク
団地の建具って、安い造りです。
かっこいいとは言えないデザインでもあります。
新しいおしゃれなのに替えればいいんでしょうけど、けっこう建具は高いのです。
そこでおすすめなのが、建具のリメイク。
失敗しても買い替えるだけ。(実際は失敗することもそうないですが)
買い替える前に挑戦してみても損はないと思いますね。
さて、既存のキッチンへの引き戸は、骨組みを組んだ表面に薄いベニヤが貼られている、なんの変哲もない引き戸です。
色を塗り替えるだけでも、けっこうリフレッシュした感は出ますが、
せっかくなので開口して、廊下側に採光できるように加工していきます。
まずは、どこに骨組みがあるかを探します。
ベニヤをグッと押せば、下地があるかどうかだいたいわかりますよ。
骨組みの位置がわかったら、近いところにカッターをいれて、正確な位置を確かめます。
骨組みに沿ってベニヤをカットして、剥がします。
真ん中に通っている桟は残そうかと思ったんですが、じつは曲がって固定されてました…。
やむなく取り外しです。
開口できたら、そこにはめる塩ビのサイズとの兼ね合いと見た目のバランスで、枠を追加。
そこに、塩ビをはめて、角材を釘で止めて両側から塩ビをおさえます。
これで形は完成です。
この手のリメイクを最初にやろうとしたときは、けっこう悩んで時間もかかりましたが、
慣れてきたのか、今回はここまでで3時間ぐらいでした。
あとは、パテで追加した枠の表面をならして、色塗って完成です。
キッチン引き戸の次は、ふすまのリメイク。
ふすまには、「本ふすま」と「段ボールふすま(だんぶす)」という種類があります。
本ふすまは、障子みたいに木の枠があって、そこにふすま紙を貼ってあるもの。
だんぶすは、段ボールをぎゅっと何層か貼り合わせて作ってあるふすまです。
この部屋のふすまは、だんぶす。
これがだんぶすです。段ボールでしょ。
だんぶすを扱うのは今回が初めて。
そんな時はまず調べる。
なにができるのか、できないのか、まずはGoogle先生に聞いてみましょう。
調べてみるとこのだんぶす、ふすま紙の交換は困難なようですね。
ふすま紙がピンと張るときに段ボールが曲がってしまうそうです。
ふーん。じゃあ、なにができるのか?
やってみたという情報は見つからなかったですが、塗装はどうでしょう?
余っているだんぶすに水性塗料を塗ってみたら、大丈夫そうでした。
色を塗ってみるのはできそうです。
そして、色塗るだけじゃなんか面白くないので、試しに穴もあけてみたら、これも意外といけそうです。
開口部に塩ビをはめるときには、いつもおさえの角材は釘とか使って固定してますが、
段ボール(紙)と木なので、木工用ボンドを使ってみたら、これがかなり頑丈にとまってくれました。
これで、開口して塩ビをはめ込むこともできそうです。
ということで、余っているふすまでテストは完了、あとは実践です。
最初は、カッターで切り込みをいれて、
そのあと、ザクザク切っていくのは、段ボール用のカッターが便利です。
開口できました。
開口があるだけで、ふすまじゃないみたいです。
好きな位置とサイズで開けられるので、本ふすまより自由度は高そうですね。
続いて、表面の古い紙を剥がして。
色を塗って、
おさえの木枠をボンドで固定。
塩ビをはめて完成です。
廊下側と部屋側で色を変えてみました。
丸い穴とかあけられたら、もっと楽しそうですね。
だんぶす、意外と楽しめるな、っていう発見でした。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
『3DKリノベ第4弾』の全記事はこちら→ http://danchi-diy.com/category/projects/3dk-4
〇団地生活デザイン HP・FBページ
http://www.danchi-life.com/
https://www.facebook.com/danchi.life/
〇代表山本誠のFB
https://www.facebook.com/makoto.yamamoto.16752
〇新狭山ハイツのシェアハウス HP・FBページ
https://roomshare-sayama.jimdo.com/
https://www.facebook.com/danchi.de.roomshare01/
〇おたがいさま里食堂FBページ
https://www.facebook.com/satoshoku/