団地リノベ3LDK 4号㉙~いよいよ入居開始
新狭山ハイツのシェア2戸目、
追加した間仕切り壁を塗装します。
壁づくりは、形が出来上がってからが長いのです。
マスキングして、床もマスカーで養生してから、
ボードと壁のすきま埋めたり、ビスの頭埋めたりするパテ。
下塗りパテが硬化したら、削って、上塗りパテ。
もっかい削ったら、床がパテの粉だらけでイラっとするので。ここらで床のマスカーを交換.
シーラー塗って、乾いたら、ようやく塗装です。
色が濃いと、1回塗りでいいんですが、白だと最低3回塗り。
1回1回は時間かからないんですが、そのたびに刷毛とか道具を洗うのが地味に面倒です。
そういう手間まで考えると、珪藻土の1回塗りで終わらせる方が早いんじゃないかと思ったりします。
仕上がりも味があるし。
そんなこんなで間仕切り壁が完成。
ひとまず、完成した姿を見ていただきましょう。
こちらが間取り図です。
玄関を開けると、正面におおきな木のドアがお出迎え。
その先へ進みたい気持ちをおさえて左を見ると、ひとつ目の個室があります。
個室のドアを開けるとすぐに大容量のクローゼット。なんでもかんでも入りそうです。
床のフロアタイルは、木を組んだデザインでおしゃれです。
床の色にあわせて、壁の色は少しグレーがかった色にしてあり、落ち着いた雰囲気の部屋になっています。
最初の個室を出ると、洗面室が目に入ります。
広いカウンターに乗っかった白い洗面ボウルに、白いミラーとブラケットライト。
まさにナチュラルインテリアの王道です。
隣がバスルームなので、脱衣所としても広い方が動きやすいのはもちろん、
女性は特に洗面周りのモノが多くなりますから、
それを収納するための場所が多いに越したことはありません。
そして、モノをちょい置きできるフリースペースや、
いろんな家電を使うためのコンセントの多さもポイント。
床から浮いてて掃除がしやすいところも、さりげない暮らしやすさです。
バスルームは、タイルの壁をツートーンに塗装してシンプルに。
バスルームの床は、タイルではなく、シートを貼ってあるので、ヒヤッとすることも少なくなってます。
換気扇を新設したので、おふろの後は換気扇を回しっぱなしにすることで、面倒なカビともさよならできますよ。
トイレは、清潔感が第一。
床も腰から下の腰壁も、フロアタイルなので汚れても掃除がしやすいありがたさ。
壁は珪藻土仕上げなので、匂いや湿気の軽減も期待できます。
さあ、いよいよおおきな木のドアを開けてLDKに入ります。
キッチンもいつも通りかなり力が入ってしまいました。
キッチンで大切なのは、モノを出す、洗う、切る、火を入れる、といった動線を、短くスムーズにすること。
作業スペースが欲しいところに広くとれることも重要です。
収納はその多さはもちろんですが、おしゃれかどうかもポイント。
生活感の出てしまう家電を、いかに見えなくするかも考えどころですね。
作業のしやすさと、見た目のおしゃれさを求めていくと、
L字のカウンターキッチンに辿り着きました。
つくるのは大変ですが、達成感はかなりのものです。
リビングのとなりには、個室Bと個室C。
杉カフェ板という無垢材を床一面に敷き詰めた気持ちのいい空間になってます。
ちなみに、個室Cの壁は、入居予定の方のリクエストで濃い青緑に塗装してあります。
そう、団地生活デザインのお部屋は「DIY可の賃貸」にしています。
今ある環境に自分を合わせることが当たり前の世の中ですが、
それだと小さく収まってしまうような気がするのです。
もちろん、制約の中でどう工夫して乗り切るか、という挑戦もおもしろいことではありますが、
まずは制限を取っ払って自由な発想で生きてみてもいいんじゃないかと。
環境に自分を合わせるのではなく、自分に合った環境に作りかえて生きていく。
そんな風に生きていく人を増やしたいなとおもうのです。
その一歩として、まずは自分の部屋を自分の好みにできることを経験してもらえるよう、DIY可能な賃貸を進めています。
ちょっとくどくなってしまいましたが、自由に楽しく暮らしてください。ってことです。
さて、家電の搬入もぐんぐん進んで、暮らしの場が整いました。
冷蔵庫とか、
自宅よりも断然高級な炊飯器とか、
オーブンレンジに扇風機、インターネットもつながって。
そして、一人目の入居者さんが暮らし始めました。
あと二人、早く出会えるようにがんばります。