2DKリノベ⑳~押入れを制する者は…
団地の部屋を広く使うために避けて通れないのが『押入れ』。
押入れをうまく使いこなせるかどうかが、快適な暮らしの分かれ目。
とまでは言いませんが、押入れの使い方は重要です。
私は自分の部屋をリノベする時には、いつも押入を撤去してしまうんですが、
(部屋を広く使うためには、それが最も有効です)
この部屋は、私の部屋ではないのでそれほど大がかりなことはできません。
オーナーさんも押入は残してほしいという意向なので、
今回は押入をどう活かすかを考えてみました。
ひとつめの押入れは、和室。
おそらく寝室として使われるのだろうと考えられるこの部屋の押入れは、
クローゼットとして活かすのがやっぱり最善でしょう。
中板を撤去して、
あとは、ハンガーパイプを設置する予定です。
もうひとつの押入れは、リビングとなる部屋にあります。
ここは、リビングの収納として使うには大きすぎるサイズ。
なので、いまやすっかり定着してきた机としての活用を進めます。
ここが広い机になります。
ただ、気になるのが押入れの閉塞感。
もうちょっとこう、広がりを感じられる方がいいと思うんですよね。
そこで目をつけたのが、天袋(押入れの上段)。
天袋の奥というのは、下段の奥と共に、何がしまってあるのかわからなくなる代表エリアです。
ただでさえ奥行きがある押入れに、さらに高さも加わって、
一度しまい込んだら、そのものには二度とお目にかかれなくなることも…。
まるでブラックホール。
その原因のひとつは、奥が見えないことです。
だったら見えるようにした方がいい、ということで、上段の薄ベニヤだけをはがしてみます。
下から薄ベニヤだけを押し上げてはがしていきます。
大部分をはがしたら、残ったベニヤをスクレーパーややすりで綺麗にして完成。
解放感も生まれて一石二鳥。
収納として使えるように、枠と桟は残してあります。
意外に接着剤が強力で、思っていたよりも手間取りましたが、なんとかきれいにはがせました。
桟が少ない感じなので、間に1本づつ追加します。
あとは、色を塗ったり、板壁にしたり、と考えています。
撤去するだけじゃない押入れの活用、考えはじめるといろいろと思いつくものです。
押入れって面白い存在ですね。
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