”団地の大家さん”という生き方
ここでは、団地の大家さんになりたい人・なった人に
団地の大家さんとして楽しくやっていくヒントになるようなことを
お伝えしていければいいなあと思ってます。
今回は、”団地の大家さん”ってどんな仕事なのかをご紹介します。
あくまでも団地の大家さんをなんとか5年間やってきた私個人の考えですので、
そんなことないよ~という方もいらっしゃるとは思いますが…。
まずは、大家さんですから不動産の賃貸をして、家賃をいただいてます。
そういうと、「不動産投資ですか、すごいねー」とか言われるんですが…
違います。
不動産投資ではないですね。
そしてよくある勘違いのひとつ、”不労所得”でもありません。
(不動産投資自体、不労所得ではなくなっているのですが、いまだにそう思ってる方は多いようです)
不動産の賃貸は不動産投資ではありません。
そりゃ最初に資産を投じて団地の部屋を買ったり、リノベしたりするので、
投資はしているわけですが、
それだけで家賃がもらえるなんてことはありません。
そこから先が長く、時には険しい道のりです。
郊外で最寄駅から徒歩20分、築年数は40年、階段だけの団地。
そういう部屋に住む人を見つけてくるのは簡単なことではありません。
どんなことを普段やっているかというと…
◇部屋を買ったら、リノベします。
リノベする時には同じ階段の人たちにご挨拶。これが大切ですね。
◇部屋ができたら住む人を見つけます。
住む人を見つけるために、まずは団地とその暮らしを知ってもらう活動を。
とてもとても重要なことなので、大部分の力をここに注いでいます。
◇部屋と入居者と私、だけでは団地の暮らしは成り立っていかないので、
自治会や管理組合、団地で活動している人たちとつながりをつくっていきます。
まずは自治会の行事に参加したり、管理組合の総会に出てみたり。
最初はそういうことから始めます。
そうすると、顔が知られてきて、そのうちいろんな事を頼まれるようにもなります。
そうなったらいろんなことがスムーズに運べるようになります。
人のつながりは大切です。
◇そうして、いろんな努力が実って、無事に入居者さんと出会えたら、それで終わりではありません。
その団地での暮らしを楽しめるように、いろいろとお手伝いをしていきます。
手伝えること、手伝えないこと、いろいろですが、
お手伝いしていこうという気持ちを持つことが大切です。
こんなこと書くと、そんなに大変ならやりたくない…という方もいるでしょうね。
まっとうな感想だと思います。
でも、それでも団地の大家さんをやりたいんだ!という人には、どうかがんばって続けてほしいです。
きっと昔住んでたりしてその団地にご縁があったり、思い入れがあったりするんでしょう。
自分がやるんだ!という気持ちがあることがなにより大切です。
私でよければ、喜んで力を貸します。
大変な時期もありますが、それも含めて楽しんでしまえれば、
・団地に住んでる人から応援してもらえて、
・団地の部屋は綺麗になって(きっと部屋は喜んでます)、
・自分が部屋を作ったことがきっかけで団地の暮らしをはじめる人がいて、
・さらにその人たちが幸せに暮らしてくれる
”団地の大家さん”こんなに楽しい志事はないと思います。
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〇団地生活デザイン HP・FBページ
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〇代表山本誠のFB
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〇新狭山ハイツのシェアハウス HP・FBページ
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〇おたがいさま里食堂FBページ
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はじめまして。セルフリノベについて検索していて偶然たどり着きました。団地という資源の魅力を活かすべくリノベと賃貸業に取り組まれていることに驚きと感銘を受けました。
私は倒壊地方に住む37歳の男性で、妻と2人でURの比較的新しめの棟で暮らしています。ちょっと都心近くを選んだので間取りで節約して1LDKですが、2人で暮らすにはちょうどよいです。
私はいまの団地に越して丸3年になりますが、ここに越してきてから、ああ自分は団地が好きなのだ、と気がつきました。都会のオアシスのような緑の多い敷地、マンションほど希薄でも田舎ほど濃過ぎもしないコミュニティ、明朗な会計(URだからですが…)等々。また、私は子どものころ父が家を新築するまでは町営の団地に住んでいました。そんな原体験の影響もあったのかもしれません。
妻もまた団地(築50年に迫る分譲マンション群)で育ちました。私は妻の実家も好きです。URは賃貸ですが妻の実家は分譲で、団地にもいろいろあるのだなあと面白いです。
実は先日まで妻と家を建てるかどうか話していて、最終的に見送ることにしました。上記に挙げた団地の魅力、いまの暮らしに満足していることに気がついたからです。
ただ、団地の玉に瑕は冬の寒さだと感じます。貧しい一重のアルミサッシから逃げていく熱、かわりにスースーと入り込んでくる寒気、これがなければ団地最高と思います。フィンランド旅行の経験から薪ストーブに憧れのある私たちは、つい「賃貸 薪ストーブ」などと検索してしまったこともあります。
乱文になりました。とてもおもしろいブログに出会えた嬉しさからいろいろ書いてしまいました。距離が離れていなければ店子になりたいところです。これからもときどきのぞかせていただきます。