団地の『空き部屋バンク』始めます
約2年前から取組んでいる、『新狭山ハイツのブランディングプロジェクト』。
団地生活デザインと新狭山ハイツのNPO法人「グリーンオフィスさやま(NPOじおす)」とが一緒に、
ハイツならではの里の暮らしを知ってもらうために、いろんな取り組みを進めてきました。
『おたがいさま里食堂』もそのひとつ。
(里食堂の記事はこちら ⇒『おたがいさま里食堂』)
おかげさまで、これまで新狭山ハイツの存在を知らなかった人たちに、
その暮らしの魅力を知ってもらうことができてきました。
「ハイツに住みたい」と言ってくれる人もでてきて、感激です。
そのブランディングプロジェクトで、この4月から始めた新たな取組みが
『ハイツの空き部屋バンク』です。
売りにも貸しにも出していない(出せない)状態のもったいない空き部屋を、
ハイツファンのみなさんに届けるための取組みです。
おかげさまで、「ハウジングアンドコミュニティ財団」から、
2017年度の助成を受けられることも決定しました。
(その記事はこちら ⇒ 「住まいとコミュニティづくり活動助成」 )
この空き部屋バンクの取組み、平たく言うと、
いろんな自治体で取り組んでいる空き家バンクの新狭山ハイツ版です。
新狭山ハイツでは、『空き部屋バンク』への登録に至るまでの道筋として、
『空き部屋相談会』と『空き部屋管理サービス』も始めます。
こちら、そのパンフレット。
空き部屋相談会の会場は、実際にある空き部屋。
ハイツに住んではいないけど、ハイツが好きで、関わりを持っていたいというオーナーさんがいらっしゃるんです。
そこをNPOが借り上げて、住居兼モデルルームにリノベしていきます。
内装ワークショップも絡めて、7月末に完成予定です。
この取組み、正直言ってまだ未知です。
どんな反響があるか(ないか?いや、ある!)わかりません。
いろんな状況の方がいらっしゃることだけはわかっているので、
まずは個々にお話を伺いながら、力になれる方法を探っていくことになるんでしょう。
きっと空き部屋の課題は、ずばっと解決できる方法なんてないんだろうし、
よそでやってることを持ってきても、そのまんまでうまくいくわけなんてありません。
1年や2年は悩みながら調整しつつ、進んでいくしかないんだろうと思います。
里食堂も手ごたえを感じるまでには1年半かかりました。
いろんなこと言われても、続けていくのが一番大切。
種まいて、水やりしながら、芽が出るのを信じて育て続けます。